2026/7/6 公開

fatigue の覚え方ファティーグ

fatigue/fə・ˈtiːɡ/(アクセントは後ろの tigue)
名詞・動詞コアイメージ:とことん疲れさせる・疲れ果てた状態。

訳語は「疲労(させる)」。tired(疲れた)と同じような場面で使えそうに見えますが、fatigue はもっとフォーマルで技術的な響きを持つ単語です。医学論文で chronic fatigue(慢性疲労)と言ったり、エンジニアが metal fatigue(金属疲労)と言ったり——「人だけでなく金属まで疲れる」と知ると、この単語の守備範囲の広さが見えてきます。

発音とアクセント

シラブルは fa・tigue の2つで、アクセントは後ろの tigue に置いて「ファティーグ」。ここで多くの人がつまずくのは、綴りと音の対応がローマ字読みの感覚から大きくズレている点です。"fatigue" を見て「ファティグエ」と読みたくなりますが、実際には gue の部分は /ɡ/ の音だけで、最後の e も ue も発音しません。

なぜこんなにズレるのか。答えは単純で、fatigue はフランス語からそのまま借用された単語だからです。英語の発音ルールではなく、フランス語の綴り字の慣習を引きずっているせいで、見た目と音が一致しないのです。この事実さえ知っていれば、「ズレているのは自分のせいではなく、単語の生まれのせい」と納得して覚えられます。

語源のつながりで覚える

fatigue はラテン語の fatigare(疲れさせる)に由来し、それがフランス語 fatiguer を経由して英語に入りました。原義は今の意味とほぼ変わらず、「(体力・気力を)使い果たすほど疲れさせる」というシンプルなストーリーです。

似た意味の tired と比べると使われる場面がはっきり分かれます。tired は日常会話でだれでも使うふつうの形容詞(I'm tired.)。一方 fatigue は名詞・動詞として、医学・工学・軍事などフォーマルで技術的な文脈に登場します。「疲れた」と言いたいだけなら tired、疲労という現象そのものを語るなら fatigue、とすみ分けて覚えるとよいでしょう。

使われる場面

頻出コロケーションは chronic fatigue(慢性疲労)、metal fatigue(金属疲労)、fatigue syndrome(疲労症候群)、driver fatigue(運転疲労)あたりです。金属も繰り返し力がかかると目に見えないひび割れが進んで壊れる——これも「疲れる」と表現するのは英語も日本語も同じ発想で、意外と直感的に覚えられます。

fatigue を複数形にして military fatigues と言うと、まったく違う意味になります。「(軍の)作業服・迷彩服」のことです。もともと兵士が土木作業など疲れる雑用(fatigue duty)をするときに着た服が由来で、そこから服そのものを指すようになりました。単数の「疲労」と複数の「作業服」、意味が大きく飛ぶので知っておくと得です。

例文

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