2026/7/4 公開
deprave の覚え方ディプレイヴ
deprave/dɪ・ˈpreɪv/(アクセントは後ろの prave)
動詞コアイメージ:まっすぐなものを、悪い方へゆがめる。
訳語は「堕落させる」。人の道徳心をねじ曲げて悪くする、というかなり強い言葉です。実際には動詞そのままの形よりも、過去分詞の形容詞 depraved(堕落した・邪悪な)で使われることが圧倒的に多く、a depraved criminal(性根の腐った犯罪者)のような使い方が典型です。
語源のつながりで覚える
deprave は de-(悪化を表す接頭辞)+ prāvus(ラテン語で「曲がった・ゆがんだ」)でできています。もともとまっすぐだったものが、ぐにゃりと悪い方へ曲げられてしまう——これが「堕落させる」の原風景です。
「ゆがんだ性根」「曲がったことが嫌い」など、日本語でも道徳のことを「まっすぐ/曲がっている」で表現しますよね。deprave =「心を曲げる」と、日本語の感覚にそのまま接続して覚えてしまいましょう。
deprive との混同を断ち切る
この単語で本当に大事なのはここからです。deprave がなかなか定着しない原因は、ほぼ間違いなく deprive(奪う)とのペアで混乱するからです。スペルは1文字違い。しかし意味も発音も語源も別物です。
| deprave | deprive | |
|---|---|---|
| 発音 | ディプレイヴ /dɪˈpreɪv/(エイ) | ディプライヴ /dɪˈpraɪv/(アイ) |
| 意味 | 堕落させる | (人から必要なものを)奪う |
| 語源 | pravus(ゆがんだ) | privare(引き離す・奪う)→ private と同根 |
| 使い方 | ほぼ depraved(形容詞)で使う | deprive A of B(AからBを奪う)の型で使う |
区別の武器は2つあります。まず発音。「レイヴ=堕落」「ライヴ=奪う」と、音で覚えれば取り違えません(単語は必ず発音とセットで覚えるべき理由がこれです)。もう1つは語源。deprive の語源 privare は private(プライベート=公から切り離された)の親戚です。「プライベートを奪うのが deprive」と覚えれば、こちらはもう間違えようがありません。
当サイトの単語学習の方法論記事では、実はこの deprave / deprive ペアを「似たような単語を同時期に覚えようとすると定着の妨げになる」例として紹介しています。おすすめの手順は、まず使用頻度の高い deprive だけを deprive A of B の型で確実に覚え、deprave はいったん無視すること。deprive が体に入ってから deprave を「あの単語の親戚ではない方」として追加するほうが、結局速いです。
例文
- He is a thoroughly depraved character.彼は骨の髄まで堕落した人物だ。
- Critics claimed the film would deprave young viewers.批評家たちは、その映画は若い観客を堕落させると主張した。
- (比較)Children should not be deprived of sleep.子供から睡眠を奪ってはいけない。(こちらは deprive)
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