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2026/7/7 公開

この記事は、Quoraで公開した回答を再編集したものです(元の回答)。

補語になる関係代名詞 ― not the man that I used to be の構造

Q. 関係代名詞節がSVOC第5文型の場合が理解できません「Not the man that you believed me to be.」は、どう捉えれば良いのでしょうか?

関係代名詞というと、主格・目的格・所有格の3つで説明されることが多いですよね。だから「先行詞が補語になっている」ようなパターンに出会うと、どう捉えればいいのか戸惑ってしまいます。ですが実は、関係代名詞には補語格というパターンも存在しています。

先行詞が補語になっているパターン

身近な例で言うと、次のような文がこれにあたります。

I'm not the man (that) I used to be.(私は以前の自分ではない)

ここでの that は、that 節の中で used to be の補語にあたる the man を受けています。主語でも目的語でもなく、be動詞的な動詞の補語として先行詞を結びつけているパターンです。ご質問にある Not the man that you believed me to be. も同じ構造で、believed me to be の補語部分を that が受けています。

「主語か目的語」という説明はあくまで簡略版

関係代名詞の that について、「that節内で主語か目的語のどちらかになる」という説明をよく見かけると思います。ですがこれは、文法をどのレベルまで詳しく説明するかという話でもあります。

そもそも文法とは、理解を助けるための便宜的な道具にすぎません(文法を学ばなくても英語が使えるなら、文法を学ぶ必要自体がないわけです)。ですから、学習者のレベルや必要性に応じて、説明の詳しさも変わってきます。たとえば中学生向けの文法書であれば、「主語か目的語」という説明で十分事足りるかもしれません。「will は今決めたこと、be going to は前から決まっていたこと」といったシンプルな(厳密には不十分な)説明も、初学者向けであれば意味があります。

「動詞のターゲットになる」というざっくりした理解でもよい

もっとざっくり言えば、関係代名詞は「動詞のターゲットになる」ものだ、という理解にとどめて、目的語なのか補語なのかを心理的に厳密に区別しない、という向き合い方をする人もいるでしょう。どこまで細かく分類するかは、結局のところ学習の目的次第だと思います。

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